Emi Matsumura

Illustrator

Emi Matsumura was born in Aichi Prefecture, Japan. She was influenced by her grandfather who drew pastel artworks and oil paintings as a pastime.

When she first began drawing, she was often drawing flowers. However, one day, she came across some Mandalas by sheer accident, and was captivated by the well-organized beauty and elaborate preciseness. From there onwards, she began teaching herself the art of Mandala. The artworks she creates describe the brilliantly vivid colors of the lives of animals, flowers, plants, and attract many people to the unique and mystical world of Mandalas, zentangles, and leaf patterns.

The mystical artworks that heal the heart and the soul unconsciously are the essence of her collection.

Her main artwork Shukufuku (Benediction) was awarded the Chunichi Prize in September 2018 and was exhibited at the 56th Midori Ward Inhabitants Art Exhibition in Nagoya in the same year; In April 2019, her artworks were exhibited at the Tsuki Monogatari (Moon Story) and Hoshi Monogatari (Stars Story) Exhibition in Kanazawa, and the Mosaic Mandalas 2019 (Host), Tokyo, in June 2019, et al.
松村えみは愛知県に生まれ、趣味で油絵やパステル画を描いていた祖父の影響を受け、絵 を描くことに興味を持つ。 絵を描き始めた当初は、花をメインとした作品が多かったが、ある日、曼荼羅アートと出 会い、その秩序だった美しさに魅了され、自分でも描いてみたいと独学で曼荼羅アートを 始める。

彼女の手から産み出される作品は、鮮やかな色をまとったあらゆる命を描き出し、独特で 神秘的な世界へ曼荼羅、ゼンタングル、木の葉などをモチーフとしたパターンアートとと もに見る人を誘う。身も心も不思議と癒やされていく神秘のアートが、彼女の作品の神髄だ。

主な展示に2018年9月 第56回緑区民美術展 中日賞受賞(名古屋)、2019年4月月物語 ・星物語展(金沢)、2019年6月Mosaic Mandalars2019 主催(東京)などがある。

Past Exhibitions

-JCAT New York Thank You Exhibition

Interview

 
 

Q: アーティスト活動を始めたきっかけは何ですか?

子どもの頃は、油絵を趣味にしていた祖父の真似をして、色んな絵を描いていましたが、その後、なにとはなしに絵から遠のいていました。そして、結婚し子供も生まれ、追われるような毎日の中で急に『そうだ、スケッチブックでも買ってみよう』と思い立ち、頭の中に浮かぶイメージだけを頼りにスケッチブックのページを埋めていました。それから1ヶ月ほどたち、『万華鏡が手描きで描けたら楽しそう』ふとこんなことを思いついて万華鏡の画像をネットで探しているとそこにはたくさんの曼荼羅アートの作品が並んでいました。ひと目見た瞬間『これだ!』とまるで雷に打たれたような感覚に陥りました。
それがパターンアートとの最初の出会いだったのです。
描きたいものを自分の手で生み出せるようになると、それを誰かに見てもらいたい、また自分が描いたものをわかりやすく記録して整理しておきたいという思いもあり、胸をときめかせながらSNSを始めたのを覚えています。

Q: 現在のあなたのアーティスト活動(日本、海外両方)、これまでの功績(受賞歴や主な展覧会などあれば)などはありますか?

2018年9月   名古屋市緑区民美術展 (中日賞受賞)
2018年11月  絵美展(名古屋)
2019年1月   みんなのきのこ展(東京)
2019年4月   バック・トゥ・ザ・ヘイセイ展(東京)
                  月物語・星物語展(金沢)
2019年5月   cubic art~ペーパーキャンバス展vol.2~(東京)
2019年6月   Mosaic mandalars展(東京、主催)
                  感性の息吹展(大阪)
2019年10月 てのひら絵画展(名古屋、入賞)
2019年11月  地球にやさしく展(東京)
                  タロットカード展~Instagramで繋がる絵描きたちが表現するタロットの世界~(金沢)
2020年2月   絵美展2(大阪)

Q: アーティストとしての目標は何ですか?

パターンアートは、同じ模様が重なり合い、無機質な図形で構成されています。身近なところでは『こんなのは絵ではない』と批評されることも多々あります。しかし、模様の種類や形、線の細さでさえも自分の内面を映し出していると私は考えています。
私の作品を見てくださる方が、模様や図形を用いたものでも優しさや癒し、悲しみや静けさなど内から溢れるものを感じていただける作品を作っていくことが今の目標です。

Q: あなたの作品を一度も見たことのない人に、あなたがどんな作品を作っているか説明してみてください。

パターンアーティスト
様々な模様(パターン)で描く緻密さ、計算された美しさを楽しんでいただく作品です。時に、動物や植物など、あらゆる生き物と組み合わせることで静謐さ、情熱、神秘さを感じていただけることでしょう。

Q: 作品を通して観る人に何を伝えたいですか?

ゼンタングルはもともと写経の絵画版と言われる精神統一のためのパターンアートです。曼荼羅も仏教の仏の悟った境地、また、その境地に備わる功徳を絵にしたものです。わたしの作品を見た方が静かで穏やかな心と癒しを手に入れていただけたら幸いです。